こんにちは!やきそばです!
今回は「秋に聴きたい曲【洋楽】」をテーマに、哀愁あるロックナンバーからあの有名なジャズナンバーまでを紹介していきます。
その曲は…
こちら!
- Green Day / Wake Me up When September Ends
- Avril Lavigne / When You’re Gone
- Corinne Bailey Rae / Put Your Records On
- Earth, Wind & Fire / September
- John Legend / P.D.A. (We Just Don’t Care)
- Bill Evans Trio / Autumn Leaves
今回はこの曲を紹介します!
Green Day / Wake Me up When September Ends
アメリカの男性3人組パンク・ロックバンドのGreen Dayは1987年に結成され、1994年にでメジャーデビューし、そのデビューアルバム「Dookie」はBillboard 200で2位を獲得、さらに「Dookie」はロングヒットを記録し、グラミー賞の「最優秀オルタナティブ・グループ」を受賞します。
その後発売されたアルバムもヒットし、2000年のSUMMER SONICではヘッドライナーを務め、2004年に発売したアルバム「American Idiot」は米英で1位を獲得、グラミー賞の「最優秀ロック・アルバム賞」を受賞します。
過去に5度のグラミー賞の受賞、さらにそのグラミー最高賞である「最優秀レコード賞」の受賞はパンク史上初の快挙と言われました。2015年にはロックの殿堂入りも果たしました。
このアルバムは本来は「Cigarettes and Valentines」というタイトルで発売される予定だったのですが、マスターテープが何者かによって盗まれてしまい、新たに一から作り直して生まれたというエピソードがあります。
しかしその災難を乗り越えたこともあってか、アメリカ、イギリスでのチャート1位、グラミー賞の最高賞の受賞、本アルバムの楽曲を中心としたミュージカルの公開など、多方面で功績を残しているアルバムです。
曲を聴いてみよう!
この曲は激しいパンクロックとは違い、どこか哀愁を感じさせるロック曲です。
力強くなるドラム、切ないギターのメロディー、ドラムの気持ちいい低音が気持ちを高ぶらせます。
切ないけれど力強く前に進ませてくれるような、そんな思いを与えてくれます。曲名も「Wake Me up When September Ends」なので9月の秋頃に聴くのにもぴったりの曲です。
Avril Lavigne / When You’re Gone
カナダ出身で現在はアメリカを拠点に活動しているシンガーソングライター、アヴリル・ラヴィーンは2002年のデビューアルバム「Let Go」で全世界2000万枚の売り上げを記録し、一気に世界にその名を轟かせます。
その後に発売された2枚目のアルバム「Under My Skin」、3枚目のアルバム「The Best Damn Thing」はBillboard 200で共に1位を獲得します。
2010年には難病患者を支援する「アヴリル・ラヴィーン・ファンデーション」という慈善団体を設立。ライム病を始めとする難病患者支援のためのチャリティ活動を音楽活動と並行して行っています。
このアルバムはBillboard Hot 100で初登場5位の「Girlfriend」や映画「エラゴン」のサウンドトラック「Keep Holding On」も収録されています。
全体的にポップで明るくアップテンポな曲が多く、元気になりたい!という方に聴いてもらいたい1枚です。
曲を聴いてみよう!
ピアノの美しいイントロから始まり、アコースティックギター、エレキギター、ドラムがサビで一斉に鳴り響くロック曲です。
アヴリル・ラヴィーンさんの力強く突き抜ける気持ちいい歌声が心に響きます。
私はイントロとアウトロの切なさのあるピアノのメロディーが好きです。秋の夕暮れを見ながら聴きたい曲です。
Corinne Bailey Rae / Put Your Records On
イギリスのシンガーソングライター、コリーヌ・ベイリー・レイは2005年にデビューし、今回紹介する「Put Your Records On」で大ヒットを飛ばし、その後発売されたデビューアルバム「Corinne Bailey Rae」は英のアルバムチャートで1位を獲得し、最高のスタートを切ることに成功します。
しかし、2008年に当時結婚していた旦那さんが亡くなるという不幸があり、彼女は一時活動を休止します。それから2年後の2010年に発売された2枚目のアルバム「The Sea」で復活を遂げ、2016年には3枚目のアルバム「The Heart Speaks in Whispers」を発売、2018年には日本での公演も成功させています。
このアルバムは「Like a Star」や、今回紹介する「Put Your Records On」「Trouble Sleeping」などのヒット曲が収録された名盤で、イギリスのチャートで1位を、アメリカのBillboard 200では初登場で17位、最高4位まで上昇しました。
全体的にリラックスできるサウンドが多いので休日にゆったり過ごしたいとき、カフェタイムに大活躍するアルバムです。
曲を聴いてみよう!
アコースティックギターの音色がとてもリラックスできる曲です。
サビではホーンやオルガンが入り身体が思わず左右に揺れてしまいます。他にも手拍子やコーラスもあり、ゴスペルの雰囲気も感じます。
この曲はMVのように秋の夕日の中で自転車に乗りながら聴きたい1曲です。
Earth, Wind & Fire / September
1969年にアメリカのシカゴでボーカルのモーリス・ホワイトさんが結成したグループ、ソルティ・ペッパーズ。1970年に活動拠点をロサンゼルスに移し、占星術によってあの誰もが知っているバンド名Earth, Wind & Fireに改名します。2枚の作品を発売しますがヒットせず、バンドは1度解散してしまいます。
1972年に活動再開し、1973年に発売したアルバム「Head To The Sky」でゴールド・ディスクを獲得、1975年に発売したアルバム「That’s the Way of the World」では全米アルバムチャートで1位を獲得し、世界的な人気を得ることになります。
現在に至るまで世界でのCD・レコード総売上は9000万枚以上。グラミー賞を6回受賞し、2000年にはロックの殿堂入りをしています。
2016年2月にリーダーのモーリス・ホワイトさんが逝去してしまいます。その訃報の直後に行われたグラミー賞では功労賞を受賞しました。現在でもバンドは精力的に活動しています。
なんと意外なことに「September」はオリジナルアルバムでは未収録になっていて、1978年にLPで発売され、1999年にリマスターCDが発売されたベストアルバム「ベスト・オブ・EW & F VOL.1」のSide-Bの2曲目(LP)と7曲目(CD)や1997年に発売された「Greatest Hits」の3曲目に収録と、ベストアルバムのみの収録なんですね。
1999年に再発されたCD盤には「Megamix 2000」「Megamix (Radio Edit)」が収録されています。
曲を聴いてみよう!
もうこの曲は知らない人はいないと言ってもいいぐらいの有名な曲ですね!
イントロからテンションが上がりっぱなしのディスコ・ファンクで、ギター、ベース、ドラム、キーボード、ホーン、パーカッションなどのたくさんの楽器も使われていてとても豪華で盛大です。
ボーカルのモーリス・ホワイトさんの歌声とハイトーンのコーラスも気持ちいいです。サビの「Ba deya-say do you remember…♪」では一緒に口ずさんでしまうこと間違いなしです。
肌寒い秋でも心も身体も熱く過ごしたいときにはぴったりの曲です。
John Legend / P.D.A. (We Just Don’t Care)
アメリカのR&B,ソウル歌手のジョン・レジェンドは2004年のアルバム「Get Lifted」でグラミー賞最優秀新人賞を含む3部門を受賞し華々しくデビューを飾り、2005年、2007年に日本で公演を行います。2017年には日本でも大ヒットした映画「ラ・ラ・ランド」に出演、サウンドトラックにも参加。同年公開された実写映画「美女と野獣」の主題歌をアリアナ・グランデと共に歌っています。
2018年には「ジーザス・クライスト・スーパースター・ライヴ・イン・コンサート」のプロデューサーとして、エミー賞のバラエティ・スペシャル(ライヴ)部門を受賞します。これによってエミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞のアメリカの4大エンターテイメント賞をすべて受賞した歴代13人目の人物になりました。これは最年少での達成という快挙です。
そして、2020年9月にはコロナの影響で自宅待機をするファン達から映像を集めて制作されたMVも話題になったシングル「Bigger Love」を収録した同名アルバム「Bigger Love」を発売し、現在も精力的に活動しています。
このアルバムにはグラミー賞のベスト男性R&Bボーカルパフォーマンスを受賞した「Heaven」、ベスト男性ポップボーカルパフォーマンスにノミネートされた「Save Room」も収録されています。
また、プロデューサー陣にはBlack Eyed Peasのウィル・アイ・アムさんや カニエ・ウェストさんなど豪華な面々が参加しています。
曲を聴いてみよう!
MVはシングルバージョンで、アルバムバージョンに比べ間奏が短くなっています。
イントロのピアノから哀愁の香りが漂う曲です。ピアノの音色が目立ちますが、ドラムの刻むビートやベースのグルーブもとても聴き心地がいいです。よーく耳を凝らすとワウの効いたギターの音も聴こえます。ジョン・レジェンドさんの歌声もやさしく耳にスゥーと浸み込んできます。
秋風が吹く公園を散歩しながら聴きたい曲です。
Bill Evans Trio / 枯葉
以前の記事で少しだけ紹介したビル・エヴァンス(ピアノ)がスコット・ラファロ(ベース)とポール・モチアン(ドラム)をメンバーに迎えて1959年に結成された3人編成のピアノトリオ「Bill Evans Trio」です。
このトリオはメンバー同士の即興の掛け合いが高く評価され、ピアノトリオの新しい方向性を世に示したと言われたほどの歴史に残るピアノトリオです。
このトリオで収録した「Portrait in Jazz(1959)」「Explorations(1961)」「Waltz for Debby(1961)」「Sunday at the Village Vanguard(1961)」の4作は、「リバーサイド四部作」と呼ばれていて、現在でも多くの人たちから雑大な人気がある作品です。
日本では「Waltz for Debby」が特に人気で、2015年に「ジャズの100枚。」というテーマで過去の名作100作品を再発売したことがあったのですが、そのときに圧倒的な数で売り上げ1位を記録しました。
このアルバムには「枯葉」が2曲目(テイク1/ステレオ)と3曲目(テイク2/モノラル)という形で収録されています。どちらも素晴らしい演奏ですが、エヴァンスさんは3曲目のテイク2の方が良いと言っていたそうです。
アルバムの楽曲すべてが完成度が高く、ジャズを初めて聴く方やそうでない方も持っておいて損はない名盤の1枚です。
曲を聴いてみよう!(テイク1/ステレオバージョン)
こちらはエヴァンスさん的にイマイチだった方です。しかし、私が聴くにとても素晴らしい曲です!
この「枯葉」ですが、どこかで聴いたこともある方もおおいのではないでしょうか。特にこのBill Evans Trioの「枯葉」演奏は有名で3人の掛け合いがとても見事としか言いようがありません。
エヴァンスさんの歌うようなピアノ、ラファエロさんの高音域を使い分けたベースライン、モチアンさんのドラムのリズムキープなど聴きどころがたくさんあります。
曲を聴いてみよう!(テイク2/モノラルバージョン)
こちらがエヴァンスさんが良いと言っていたテイクです。う~ん…正直言って、素人の私にはテイク1もテイク2もどちらも素晴らしい演奏だと思います。
エヴァンスさんのピアノソロが違いますね。どこか力が抜けてスピード感がある感じがします。ラファエロさんのベースラインは先ほどのよりも落ち着きのあるラインどりをしている気がします。モチアンさんのドラムはやはりリズムが正確です。
「枯葉」の原曲はシャンソンの代表曲だった!
今回調べていて知ったのですが「枯葉」には原曲があり、1945年にジョゼフ・コズマさんが作曲し、後にジャック・プレヴェールさんが詞を付けたシャンソンでフランス題で「Les Feuilles mortes」(意味は日本と同じ枯葉)と言うそうです。さらに、
第二次世界大戦後のシャンソンとして、世界的にも有名なスタンダードである。 また、いち早くジャズの素材として多くのミュージシャンにカバーされ、数え切れないほどのレコーディングが存在することでも知られる。
-wikipediaより引用
すごい世界的に有名な曲だったんですね!全く知りませんでした。
「Les Feuilles mortes」を聴いてみよう!
今回紹介した「Les Feuilles mortes」は映画「夜の門」で映画に出演した新人歌手のイヴ・モンタン(Yves Montand)さんが劇中で歌われたのが歌曲としての「枯葉」のオリジナルとなったのですが、このバージョンは当時では映画共々ヒットしなかったそうです…。
しかし、今では世界中でカバーされ続けている名曲のオリジナルなのですからヒットしたといってもいいですね。
いかがでしたか?
今回は「秋に聴きたい曲【洋楽】」を紹介しました。
これからだんだんと寒くなる季節、今回紹介した曲を家の中でゆったりと聴いたり、散歩のお供として聴いてみてください。さらに秋の季節感を感じることができるかも知れませんよ。
それではまた次回もお楽しみに~!
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