シティ・ポップに影響を受けた海外のバンド、アーティスト【邦楽・洋楽・アジア】

シティ・ポップ
(Photo by Ev / Unsplash)
シティ・ポップが与えた影響は海外のバンドやアーティストにも!?

こんにちは!やきそばです!

今回は「シティ・ポップに影響を受けた海外のバンド」というテーマで東南アジアやイギリス、ブラジルのバンド、アーティストをを紹介していきます。

 

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Mac DeMarco (マック・デマルコ)

マック・デマルコはカナダのシンガーソングライター、プロデューサーです。

彼はインタビューなどでシティ・ポップについて語り、お気に入りのアーティストの1人に細野晴臣さんを挙げています。

2014年には日本のエレクトーン奏者、セキトオ・シゲオさんの「ザ・ワードⅡ」をカバーした楽曲Chamber of Reflection」を発表し、人々にシティ・ポップを広めたきっかけの1つになりました。2018年には細野晴臣さんの「Honey Moon」をカバーしています。

 

Chamber of Reflection

目を瞑って聴いていると宇宙空間が広がっていくような感覚に陥る曲です。

キーボードのキャッチーなメロディーと、ドラムとベースのどっしりとしたリズムどりのメリハリが効いていて、フワフワした浮遊感を味わいつつも聴きごたえはバッチリです。

原曲のセキトオ・シゲオさんの「ザ・ワードⅡ」はこちらです。↓

原曲はインストで、丸みのあるエレクトーンの音色が耳に優しく響いてきます。

こちらもゆったりと漂うような浮遊感があります。ソロの演奏では熱い情熱を感じます。

 

 

Honey Moon

マック・デマルコさん日本語お上手です!ビックリしました。

優しいアコースティックギターとキーボードの優しい音色にとてもリラックスのできる曲です。

原曲の細野晴臣さんの「Honey Moon」はこちらです。↓

こちらもアコースティックギターですがエコーのエフェクターがかかっていて、とてもよく響いてきます。パーカッションも入っていて、メロディーも南国のラテンのリズムです。

海辺で沈む夕日を眺めながら聴きたいです。

 


 

ikkubaru (イックバル)

インドネシアの男性4人組のバンドです。2011年に結成され、2013年にtofubeatsの「水星」のカバーを収録したEP「Hope you smile」が日本で話題になりました。その翌年、2014年にアルバム「Amusement Park」でデビュー。

シティ・ポップの代表格の山下達郎さん、角松敏生さんに影響を受けたサウンドが特徴で、他にもシュガー・ベイブ、キリンジのカバーもしているそうです。
 

Angin malam

私がikkubaruの楽曲の中でも特に好きな曲です。

イントロのメロウなメロディーがたまりません。サビにスルっと入ってしまうところや、最後の大サビでの転調は聴いていて斬新でした。バックで流れるスキャット、間奏のギターソロもかっこいいです。

 

※ikkubaruの「Angin malam」はAmazon,楽天,Yahooでの取り扱いはありませんでした。

 

Feelin’ You

キーボードと跳ねるギターの音が印象的な曲です。どこか懐かしさを感じさせるダンスミュージックのようで、身体がノッてしまいます。

サビでのギターやドラムのリズムでは楽しい気分にもさせてもらえる。とても聴きごたえのある1曲です。

 

※ikkubaruの「Feelin’ You」はAmazon,楽天,Yahooでの取り扱いはありませんでした。

 

amusement park

角松敏生さんや山下達郎さんの影響を受けたikkubaruの音楽性が色濃く出た曲ですね。

ギターのカッティングやメロディー、キーボードの音色も、まさにシティ・ポップですね。すごく爽やかで心地いい曲です。

 


 

Street Walkin’

こちらも懐かしさを感じさせるシティ・ポップです。テクノやディスコミュージックの雰囲気もあり、夜にゆったり聴きたい曲です。

全体的にどこか切なさのある感じですが、サビでのキーボードのキラキラしたメロディーがその切なさと相まって、少し明るく聴こえてきます。じっくり聴く大人のシティ・ポップではないでしょうか。

 


 

Chasing Your Shadow

小田和正さんの「ラブストーリーは突然に」を彷彿とさせるギターのカッティングから始まり、キーボードのテクノチックなサウンドがキャッチーな曲です。

メロとサビの繋ぎがとてもスムーズで、転がっていくように曲調が展開されていくのでとても聴きやすい1曲です。

調べていたらMVの裏側も発見しました。メンバーやキャストのお茶目な一面も見れるので興味のある方はぜひ見てみてください。↓

 

 


 

POLYCAT

2011年に結成された、タイの男性3人組バンドPOLYCATです。

日本にも度々来日し公演をしている彼らは山下達郎さんに多大な影響を受けており、日本のMCでも「山下達郎大好き!」と公言しています。

もちろん日本のシティ・ポップにも造詣が深くカッティングギターやシンセサウンドなどのシティ・ポップ要素がサウンドにも活かされています。

 

たくさんの花 (The flowers)

ハッピーな気持ちになるポップな曲です。聴いて驚くのが、すべて日本語で歌われているんです。

サウンド面でもギターのカッティングやシンセサイザーのメロディからシティ・ポップの音楽を感じ取ることができます。

ボーカルのNaさんのやさしい歌声も胸に浸み込んできます。

 

 

君のピアス(The Earrings)

この曲も日本語で歌われています。山下達郎さんの影響がこの曲には表れていると思います。

シンセサイザーやドラムの音がシティ・ポップ!って感じですね。サビの突き抜ける爽やかさもいいですね~。

間奏のギターソロ、ホーンもとてもかっこいいです!

 


 

มานี่มา | MANEEMA

80年代のR&Bのような大人な雰囲気の曲です。ベースのメロディラインやキーボード、ギターの音色が心地よく、曲全体の浮遊感のあるフワフワ感がクセになります。

MVでのみんなと合唱しているシーンも幸せいっぱいで見ていてニコニコしてしまいます。

 


 

Tigger Uppercut

ピンときた方もいるかもしれませんが、曲名の「Tigger Uppercut」は日本の格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズに登場するタイ出身のキャラクター、サガットの必殺技です。もしかしてと思い調べてみると、ボーカルのNaさんがゲーム好きで、この曲名にしたみたいです(笑)!

そしてこの曲、Youtubeだけの楽曲でSpotifyやApplemusicなどには配信されていないんです。

曲はジャカジャカなるギターの音や、キーボードのメロディーがいいです。歌はこれまでのポップな歌とは違い、この曲ではラップのように歌われています。

曲全体に漂う浮遊感が最高に気持ちのいい1曲です。
 

PREP (プレップ)

イギリス、ロンドン出身の男性4人組のバンドPREPです。

彼らは高中正義さんやカシオペアなどの日本のフュージョンミュージックに出会い、そこからシティ・ポップも聴くようになったそうです。

特にメンバーの1人のDanさんは以前の記事でも紹介した、山下達郎さんの「FOR YOU」がお気に入りなのだそうです。

 

Don’t Bring Me Down

小刻みに音を刻むキーボードとベースの重低音が印象的な曲です。

曲が進むにつれてどんどん盛り上がっていく展開や、ボーカルのTomさんの柔らかいハイトーンボイスがとても心地いいです。

MVのアニメーションダンスの映像も曲と合っていていいです!

 

 

Who’s Got You Singing Again

キーボードのフワフワしたメロディーと綺麗な歌声とコーラスがまったりとした時間を過ごさせてくれます。

間奏のフルートのソロも気持ちを穏やかにさせてくれます。休日にゆったりと聴いたり、夜にボーっと聴くのにも最適な1曲だと思います。

MVではノスタルジックな映像と、後半の夜の道路に流れる車のテールランプが曲にマッチしていていいですね~。

 


 

Cold Fire feat. DEAN

この曲は韓国のシンガーソングライターのDEANさんをフィーチャリングに迎えた曲です。

イントロから懐かしい感じがして、期待感が一気に高まりますね。サビのキーボード、ギターのカッティングのメロディーやフルートのような管楽器ぽい音が響いてきて、曲の世界に引き込まれます。

大人のスローダンスミュージックですね。この曲がクラブでかかっていたらお酒が進んじゃいます。

 

 

Ed Motta (エヂ・モッタ)

ブラジルのリオデジャネイロ出身のロック、ソウル、ファンク、ジャズミュージシャンです。叔父はブラジル・ファンク界の大御所チン・マイアさんです。

1988年にエヂ・モッタ&コネクシオン・ジャペリとしてデビューし、その後MONDO GROSSOさん、坂本龍一さん、松浦俊夫さんなどの日本のアーティストともコラボをしています。

そんなエヂ・モッタさんは1990年代頃から日本のジャズを聴き漁っていて、その時に最初に出会ったシティ・ポップは松下誠さんの「First Light」だったそうです。

2016年には音楽誌との企画でシティ・ポップのミックスも発表しています。
 

Your Satisfaction Is Mine

テクノっぽいシンセサイザーの音から始まり、ギターカッティング、グルーヴィーなベース、女性コーラスがどんどん曲に厚みを足していきます。とってもクールでグルーブ感に溢れた曲です。これを聴いてたら渋い大人になれそうな気がします。

夜のドライブに聴きたい1曲です。

 


 

Smile

ドラム、ベース、ギターのファンキーなリズムに跳ねるようなキーボード音色が心地いいです。さらにホーン隊が曲に彩りを加えています。

間奏のキーボードのソロもカッコいいです!

 

こちらはライブ映像です。原曲よりも速いテンポですね。このライブではキーボード2台で演奏しているのですが、お互いがメインを弾いたり、あえて外して弾いたりと呼吸がぴったり合っています。

そしてエヂ・モッタさんもそうですが、ほかの方の演奏もものすごいです…。特に2分12秒からのピアニストMatti Klein(マッティ・クレイン)さんのソロは圧巻ですね。ちょこちょこエヂ・モッタさんの表情が映るのですが、もうニッコニコですごく楽しい!というのがこちらにも伝わってきます。

 


 

Samurai

世界的にも有名なブラジルの歌手Djavan(ジャヴァン)さんの同名のカバー曲です。

この曲のコード進行が私のドストライクだったので紹介します(笑)。最高にメロウで、そこに入るエヂ・モッタさんの歌声がさらにメロウ度数を上げています途中(1分59秒と3分53秒)の歌い方とかはどうやって歌っているのでしょうか?気になります…。

夜のドライブや、お酒のお供、散歩にもってこいの1曲です!

そして、原曲のDjavan(ジャヴァン)さんの「Samurai」はこちら。↓

原曲もいいですね~。キーボードがメロウなコードを淡々と弾いていき、そこにパーカッションやギター、ドラム、ハーモニカ、ホーンが混ざり合い、哀愁感がありつつも情熱的なメロディーの完成ですエモい!

そしてこの曲には大御所スティーヴィー・ワンダーさんも参加しているのですが、えっ!?どこに参加してるの?と調べてみると、なんとハーモニカでの参加でした!うそっ!?歌でもなくピアノでもなくハーモニカ!!??なんと贅沢なんでしょう。私はこんな贅沢なスティーヴィー・ワンダーさんの使い方はこの曲しか知りません。

 

 


 

いかがでしたか?

今回は「シティ・ポップに影響を受けた海外のバンド」を紹介しました。

今やシティ・ポップは聴かれているだけでなく、その影響を受けて音楽面に活かしているバンドも登場しているんですね。さらには来日公演や日本のアーティストとのコラボやカバー曲までも制作されていると知って驚きました。

今後もシティ・ポップを通して海外の方やバンドが日本について知ったり、好きになってもらえると嬉しいですね。

それではまた次回もお楽しみに~!

 

 

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